【独学C言語入門④】C言語プログラムの基本構成を知ろう

今回は「C言語プログラムの基本構成」というテーマで記事をまとめます。

実質的なC言語の入門編①と言っても過言ではないので、気合いを入れていきましょう!

C言語プログラムの基本構成を知ろう

C言語プログラムの基本構成を知ろう

C言語プログラムは命令文と関数から構築される

C言語プログラムは基本的に『命令文』と『関数』から構築されます。

  • 命令文とは、何かしらの処理を実行するもの
  • 関数とは、複数の命令文をまとめたもの
    • 関数内の命令文は、必ず上から順番にと処理が行われる


【命令文と関数の関係性イメージ図】

すべての始まりは「main関数」

C言語プログラムは必ず「main関数」から実行されます。

この最初に呼ばれる関数のことを「エントリー関数」と呼びます。

概ね、どの言語でもこの呼ばれ方をしますので、覚えておいて損はないでしょう。

"Hello World!!" から学ぶ記述ルール

さて、今回は、前回の記事で皆さんにチャレンジしてもらったソースコードから基本的な記述ルールを学んでいきましょう。

#include<stdio.h>

void main() {
    printf("Hello World!! こんにちは、世界!!");

}

命令文の記述箇所と基本ルール

まずは、3行目から6行目にかけての { }(中括弧) に囲まれた箇所が、main関数の「命令文の記述箇所」となります。

void main() {
    命令文の記述箇所
}

尚、命令文には『 ; で終わる』という基本ルールが存在します。

printf関数の解説

今回、main関数には、以下の命令文を書きました。

    printf("Hello World!! こんにちは、世界!!");

これはprintf関数の呼び出し処理を行っています。

printf関数は、( ) 内に記述されたテキストをコンソール画面(前回表示した黒い画面)に表示する関数です。

また、C言語において " " で囲まれた箇所が「テキスト」と扱われます。

#include と stdio.h の簡単な解説

1行目に書かれている #include と stdio.h について簡単な解説をしていきます。

#include<stdio.h>

これは、Cソースファイル(前回通りであれば「main.c」)上に「stdio.h」という名前のファイルを挿入している処理となります(これを「インクルードする」と呼びます)。

「stdio.h」は「printf関数などの標準入出力(Standard Input Output)関数の情報が書かれたヘッダーファイル(拡張子『.h』)」です。

現時点では『printf関数を使用可能にするお約束コード』と考えてもらえれば結構です。
(詳細はまた別の記事にて行います)

コメント

C言語に限らず、どのプログラミング言語にもコメントと呼ばれるものが存在します。

コメントとは、ソース上に記述できるプログラムそのものとはまったく関係性がないコード=メモです。

C言語では、/**/ で囲まれた箇所がコメントとなります。

#include<stdio.h>

void main() {
    /* ここがコメントです */
    printf("コメントを書く"); /* ここもコメントです */

}


また、単一行コメントといって、// の後ろを全てコメントとして扱うことができます。

#include<stdio.h>

void main() {
    // ここがコメントです
    printf("単一行コメントはこちら"); // ここから後ろもコメントです

}

”Hello World” プログラムを改修

それでは、ここまでの内容を元にして"Hell World"プログラムを改修してみましょう。

本ブログでは何度も繰り返して書いていく予定ですが、プログラミングを学習する上で重要なのはプログラムを自分で書いて動かすことです!

ここで飽きずに手を動かしましょう!

printf関数を複数行書いてみる

main関数内を以下の内容に変更してみましょう!

#include<stdio.h>

void main() {
    printf("Good morning World!! おはよう、世界!!");
    printf("Hello World!! こんにちは、世界!!");
    printf("Good evening World!! こんばんは、世界!!");
    printf("Good night World!! おやすみ、世界!!");

}


ソースに書いた順番でコンソール画面にテキストが表示されています。

複数行テキストを表示する

printf関数を複数書いても1行にまとめられて表示されていましたね。

"¥n"を記述すると、その位置で改行することができます。

#include<stdio.h>

void main() {
    printf("Good morning World!! おはよう、世界!!\n");
    printf("Hello World!! こんにちは、世界!!\n");
    printf("Good evening World!! こんばんは、世界!!\n");
    printf("Good night World!!\n おやすみ、世界!!\n");

}

次回からがようやく本番です

今回、"Hello World"プログラムを例にして、C言語プログラムの基本構成について学んでもらいました。

次回は、「変数」について記事を書きたいと思います。

プログラミングにおいて「変数」は最も重要なファクターです。

つまり、言ってみれば、次回からが本当の意味で本番ですので、ご期待ください!

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